1人暮らしは実家暮らしに比べ、予想外の出費が重なる場合が多いです。収入はあるのに貯金がなかなか貯まらない方は、収入と支出の見直しが大切です。
今回は、1人暮らしの節約方法を固定費と変動費に分けて紹介します。正しい節約方法をすれば、貯金をしながら余裕のある暮らしができます。
節約に興味がある方や、詳しい節約方法を知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
1人暮らし固定費の節約方法
節約をおこなう際に見直しが大切な固定費。固定費を見直すと生活にも余裕ができ、年間を通して、大きな節約に繋がります。
まずは、固定費である家賃や水道代・光熱費、通信費の節約方法について紹介します。
家賃の見直し
1人暮らしをおこなう上で、初めにおこなう物件選び。家賃は毎月の出費で割合が大きいので、固定費を抑えたいのであれば家賃を抑えるべきといえます。
家賃の目安は、収入の3分の1以下に抑えるが理想的と言われます。さらに、貯金を計画的におこなうには、収入の25%以下に抑えることがおすすめ。
家賃は立地条件や内装によって大きく異なります。物件を選ぶ際は、譲れる条件と譲れない条件を把握し、条件の優先順位を考えて物件を探すことが大切です。
たとえば、駅近が譲れないという場合でも築年数は譲れば家賃を抑えることができるでしょう。
また、引っ越しの多い冬~春は、家賃が上がりやすいです。同じ物件でも、入居する季節によって家賃に違いがあります。
部屋の条件に加えて引っ越し時期を考慮すると、固定費の削減になります。
光熱費の節約
電気料金は料金プランを見直すことが節約に効果的です。光熱費は、地域や契約プランによって大幅に異なります。
国内では現在、プロパンガスと都市ガスが供給されていますが、プロパンガスは料金が高くなりやすいため、都市ガスの使用をおすすめします。
料金プランもさまざまなので、1日の中で夜中の光熱費を抑えることができるプランを選ぶなど、生活スタイルに合う料金プランで、出費を抑えることが可能です。
真夏や真冬は特に光熱費は高くなります。季節を問わず、エアコンの使用は、他の電気代に比べて料金を抑えられます。
また、冬場の暖房器具ではコタツがおすすめ。1時間の使用で電気代は3~4円と割安です。
夏は薄着、冬はしっかり着込むなど対策をしたうえで、料金を抑えられる電化製品の使用をすれば光熱費の削減に期待できます。
通信費の節約
通信費を節約する際はスマホの見直しが大切です。大手キャリアから格安SIMへの乗り換えれば、通信費を大きく節約できます。
通信費は、電気料金と同じように料金プランを見直し、ライフスタイルに合った「プラン選択」が大切です。格安SIMに乗り換える際は豊富なキャンペーンやお得なプランを上手に活用すると、通信費の大幅な削減が可能です。
また、格安SIMのスマホは、大手のキャリアに比べると通信速度は落ちてしまいますが、利便性が向上し不便なく使える格安SIMも増えています。
さらに、大手キャリアのスマホは、契約時に数十万円支払い、2~3年のサイクルで買い替えをおこなう場合が多いです。
一方、格安SIMは乗り換えに必要な費用も3~5万円程度で済み、毎月の通信費だけではなく乗り換え費用も大幅に抑えることができます。
自分自身の使い方に合ったスマホ選びで、毎月の出費を抑え節約効果が高めましょう。
1人暮らし変動費の節約方法
1人暮らしは実家に比べて、生活面で縛りが少なく、自由に行動できるからこそ節約の際に変動費の見直しがポイント。
固定費を見直し、毎日の変動費を少しづつ意識すると、出費を大幅にカットできます。極端に変動費を抑えると、継続が厳しくなります。無理のないやり方で、変動費の節約をおこないましょう。
食費の節約
自炊は節約に効果的と言われます。しかし、食材によっては1人分作ると食費に加えて電気やガス代が上乗せされ、出費が増える場合があります。
以下のことを意識すると、食費の節約に期待できます。
- コストパフォーマンスの良い食材を使用する
- 作り置きをおこなう
- スーパーに行く頻度を決める
- 食材をまとめて購入し、保存しておく
自炊ができない日は、スーパーの総菜や冷凍食品を活用し、栄養バランスが偏らないようにすることをおすすめします。
1人暮らしにおすすめな節約メニューやお買い得商品をネットで事前に調べておくと、上手に食費をコントロールできます。
また、1人暮らしは健康であることが大切なので、食費の見直しをおこなう際は、食費を削りすぎないことが大切です。
栄養バランスが偏ると、免疫力が低下してしまい、体調不良の原因になります。体調を崩すと、医療費や保険料などの思わぬ出費に繋がります。
コストパフォーマンスの良い食材に加えて、栄養バランスに気を配ると、健康を意識しながら節約がおこなえるでしょう。
衣服や美容費の節約
衣服、美容費は、毎月上限額を設けて、無理のない範囲内で買い物をおこなうことが理想的です。
衣服や美容は日常生活の楽しみやご褒美でもあるので我慢しすぎるのはよくありません。
衣服や美容費の節約ではお金をかける部分を理解し、購入を控えられる部分を削減するなどして上手に管理をおこないましょう。
また、新品にこだわらない場合は、フリマアプリの使用がおすすめ。定価より安く購入でき、不要になったものを出品することができます。
取引相手との値段交渉が上手くいくと、商品を安くで購入出来たり、大幅に値下げした状態で購入できたりする場合もあります。
このように、衣服や美容費は毎月の上限範囲内で、購入方法を工夫することも節約に効果的です。
コンビニでの買い物
コンビニは、外出先にたくさんあり便利ですが、余計に買いすぎることが多く「節約の大敵」です。
- なんとなくコンビニに寄ってしまう
- クーポンを使用するために立ち寄ってしまう
- コンビニ限定商品や一番くじなどの限定商品に弱い
毎日の積み重ねで、年間を通じても大きな額となるので、無駄使いのきっけとなるコンビニ通いは、意識して控えることをおすすめします。
商品を大量にストックしてしまう
自宅にあるものをきちんと把握して買い物に行くことで、不必要な買い物をせずに、必要なものだけ買うことができます。
具体的には、買い物の前に不足している日用品をメモに残しておき、メモの内容だけを購入すれば無駄な出費を減らせます。
また、空腹時は食品を余計に買ってしまう場合が多いので、買い物のタイミングも意識することがポイントになります。
日用品費の節約
日用品は生活に欠かせない消耗品ですが、変動費の中でも大きな出費の1つです。
日用品費の節約は、必要な日用品をリストアップし、商品をまとめて購入することがおすすめです。お店に買いに行く手間を減らし、計画的な購入ができます。
日用品を自宅で使用する際は、パッケージに記載されている使用量を守り、使いすぎを防ぎましょう。
食器用洗剤を使用する際は、事前に汚れを水につけたり、古紙で拭いたりすると、洗剤で油汚れを落としやすく、少量の使用で効果があります。
1人暮らしの節約で気を付けたい浪費
毎日の生活習慣でついついおこなってしまう「何となく買い」。日常生活の浪費は、節約をおこなう際に気をつけたいです。
あなたも、当てはまる習慣がないか、ぜひチェックしながら読み進めてみてくださいね。
ネットでの衝動買い
ネットの買い物が普及し、自宅で買い物を24時間できるようになりました。欲しいものを欲しい時に購入ができて便利な一方、衝動買いをしやすく浪費に繋がる原因の1つです。
ネットで購入する際は、
- すぐに購入せずに、一晩考える
- セールを行っていない場合でも必要なものかを考える
- 送料を無料にするために、不要なものを買い足すことをやめる
ネットで購入する際は、一度冷静になり、時間を置いてから改めて考えると、不要な買い物をせずに済むのでおすすめです。
1人暮らしで節約を続けるコツ
節約は長期的な長く続けていくことで、節約に繋がります。
ストイックに切り詰めると節約を長く続けることが厳しいので、自分の生活スタイルに合った節約方法を取り入れることで、無理なくお金を貯めることができます。
次は、節約を長く続けるコツを紹介します。
家計簿をつけ、収支を理解する
家計簿で収入•支出を把握すると、不要な出費に気づき生活費の振り分けを上手におこなえます。
特に1人暮らしを始めたばかりの頃は、家計の管理は難易度が高いですが、家計簿を作ると、家計管理がスムーズになりおすすめです。
節約をおこなっているけど、貯金が一向にたまらない場合は、不要な出費がある可能性があります。
まずはお金の流れをしっかり理解するためにも、家計簿をつけ、出費に無駄がないかを確認することは大切です。
モチベーションを保つ工夫をプラス
節約を長期間続けるためにモチベーションは欠かせません。モチベーションを保つためには、3つの方法がおすすめです。
- 貯金を見える形にする
- 自由に使えるお金を持つ
- 外食のタイミングを決める
1つ目は、貯金額を視覚的に見て分かるようにすること。グラフや表にすることで、目標までの道のりが分かりやすく、楽しみながら続けることができます。
2つ目は、自由に使えるお金を持つことです。窮屈になりすぎず、上手にストレスを発散できます。
自由に使える費用の理想は、手取りの5%と言われ、自由にお金を使える楽しみを作ると無理なく節約を続けやすいです。
3つ目は、外食の頻度を工夫すること。食費において、毎月の上限を決めて外食の機会を決めておくと、自炊の手間を減らしメリハリをもった食費管理が可能です。
また、目標に達成した際に外食の機会を設けることもおすすめです。
1人暮らしの節約は生活に合わせた続けることができる方法がおすすめ
今回は、1人暮らしの節約方法について紹介しました。固定費や変動費の削減方法はさまざまですが、コツコツと続けることが大切です。
何よりも、1人暮らしの節約は体調管理が重要になります。体調を崩すと、保険料や医療費がかかり、急な出費に繋がります。
仕事や家事へ支障も出てしまうので、健康を保つためにも体調管理は意識しておこないましょう。
節約は、家計の流れを把握しメリハリを持って取り組むことがポイントです。家計の見直しの際は、今回紹介した節約術をぜひ取り入れてみてくださいね。